協会活動 5月

令和３年　第５２回定時総会開催

　去る5月27日（木）、当協会第52回定時総会が、ホテルオークラ東京（東京都港区）プレステージタワー2階「オーチャード」において開催された。
　総会では、当協会の山代裕彦理事長を議長として、令和2年度事業報告および令和2年度計算書類の承認のほか、新役員の選任が行われ、その後の臨時理事会で新理事長に伊藤公二氏が選定された。
　伊藤理事長は就任に当たって「前理事長の山代顧問には、設立50周年の節目において優れたリーダーシップを発揮されたことに深く感謝申し上げる。FRK50年を集大成したメッセージを指針として、今後の方向性をしっかりと見定め、アフターコロナ時代の要請に的確に対応して参りたい。
　今般理事長就任に際し、力を入れて取り組むことは、「FRK提言2020」の施策の着実な実行。お客様からの信頼こそが不動産流通業の安定的な発展の基礎であるという「原点」を意識し、エビデンスに基づく政策提言など「現場と行政の橋渡し」の役割をしっかりと果たしたい。
　具体的には、第一に「多様なニーズが充足される厚みのある市場」を目指した税制改正の実現。マイホーム取得には税制・金融支援が不可欠で、「床面積要件緩和の既存住宅への拡充」と「二戸目住宅の税制上の優遇措置」などの実現に力を尽くしたい。
　第二に、お客様に最大限ご満足いただける仲介サービスを会員各社が提供できるよう、FRKとして制度の改善や人材育成の面でお手伝いすること。インスペクションなどの諸制度がよりわかりやすいものとなるよう見直しを提言することや、ITなどの新しい技術と、専門知識に裏打ちされたきめ細やかなアドバイスを組み合わせることで、アフターコロナ時代に求められる高度なサービスを実現できる、コンサルティング力の高い人材の育成に取り組みたい。会員の皆様には引き続きのご支援、お力添えを賜りたい。」と述べた。
　引き続き、「曙の間」において、会員のみによる昼食会が開催された。
　冒頭に外川副理事長は、「山代前理事長には、コロナ禍で難しい時期に舵取りをしていただいた。昨年秋には50周年記念講演会、懇親会開催のほか、FRK提言2020を発表していただき、会員を代表して深く感謝申し上げたい。今後は、伊藤新理事長が持ち前のリーダーシップを発揮し、お客様や取引の現場と行政とを繋いでいただくことで、不動産流通業団体としてFRKがさらに盛り上がるよう協力して行きたい。」と挨拶された。
　当日は、新型コロナウイルス感染予防に万全を期しつつ約50名の会員ご出席の下、終始和やかな裡に閉会となった。