協会活動 12月

平成３０年度「不動産取引基礎研修」実施報告

　会員会社の新人営業担当者(入社1～2年未満)の方を対象に、不動産売買の基本的な実務知識の習得を目的とした「不動産取引基礎研修」を実施いたしました。26社80名の方が受講しました。

■実施日　平成30年12月13日(木)･14日(金)　9:45～16:40
■会場　　中央大学駿河台記念館
■講義内容及び講師　(6教科)
①「重要事項説明の基本」
　講師：株式会社ときそう　代表取締役
　　　　不動産鑑定士　吉野　荘平氏
　・重要事項の説明に係る取引主任士と従業者の使命
　・重要事項説明制度
　・賃借の重要事項説明における留意事項　等

②「基本税務知識」
　講師：板倉和明税理士事務所
　　　　税理士　板倉　和明氏
　・不動産税制の基本体系
　・不動産の取得に関する税金
　・不動産の保有に関する税金
　・不動産を譲渡した場合の税金　等

③「建築の基礎知識」
　講師：(株)住宅・リフォーム情報研究所
　　　　代表取締役　赤羽　嗣久氏
　・住宅の構造・工法
　・住宅の各部の構造
　・長寿社会対応住宅
　・耐震住宅・省エネ住宅・ゼロエネ住宅

④「価格査定の基本」
　講師：三井不動産リアルティ(株)　人材開発部
　　　　福島　彰氏
　・価格査定の内容と意義
　・価格査定の手法
　・価格査定演習

⑤「住宅ローン・資金計画のアドバイス」
　講師：(一財)住宅金融普及協会事業本部　参事
　　　　住宅ﾛｰﾝｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞｰ課長　 廣田　美久氏
　・住宅ローンの選択とアドバイス
　・住宅取得時の諸費用
　・連帯保証と連帯債務　
　・繰上返済　
　・演習問題　等

　講師：独立行政法人　住宅金融支援機構　
　　　　地域業務第一部　宮﨑　仙吉氏
　・「フラット35」説明

⑥「不動産広告の基礎知識」
　講師：公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会
　　　　事務局長　佐藤　友宏氏
　・不動産広告を規制するルール
　・不動産公正取引協議会とは
　・実例から学ぶ、不動産広告のルール
　・実際に措置をうけたのはどんな広告？

平成３０年度「不動産取引実務・特別セミナー」実施報告

　当協会では従来の実務研修に加えて、不動産コンサルティング力を高めるべく専門教育として、今回、不動産オーナーの相続財産に関する遺産分割、納税資金、節税対策などの相続対策と民事信託などの活用による生前対策に的を絞り込んだセミナーを実施いたしました。30社104名の方が受講しました。

■会場　　中央大学駿河台記念館
■講義内容
　前編・不動産相続　平成30年11月19日(月)
　・不動産市場の拡大と民法と税法の相違点
　・争族と納税のリスクマネジメント対策と法人活用の基本　
　　講師：ダンコンサルティング（株）代表取締役
　　　　　経営戦略コンサルタント（税理士）塩見　哲氏

　後編・民事信託の使い方　平成30年12月6日(木)
　・信託の歴史(英国)
　・日本の信託法が拠り所とする3つの考え方(債権説)
　・信託税制
　・信託は受益者の利益を確保するための制度　等
　　講師：ダンコンサルティング（株）代表取締役
　　　　　経営戦略コンサルタント（税理士）石垣　雄一郎氏