FRK会報
会報No.91(2008年MAY)

「FRK既存住宅流通指標および市場で流通しうる
住宅ストック量の推計」調査報告


平成18年度「既存住宅の流通促進に関する研究会」により検討・構築された『FRK既存住宅流通指標』の平成17年値、平成18年値の推計を行いました。併せて既存住宅流通の母体となる住宅ストックについて「市場で流通しうる」基準を定め、それに該当する戸数の推計を行いました。
■ FRK既存住宅流通指標

既存住宅流通量:建物売買による所有権移転個数をもとに、個人及び法人によって取得された既存住宅総流通量の平成17年値、平成18年値の推計を行った。

平成18年の既存住宅流通量は520千戸であり、FRK既存住宅流通指標は28.7%と平成17年と同値となった。平成10年からみると一貫した増加傾向にある。

【既存住宅流通量とFRK既存住宅流通指標の推移】

グラフ

※ FRK既存住宅流通指標:既存住宅流通量/(新築住宅着工総数+既存住宅流通量)

■ 市場で流通しうる住宅ストック量の推計

「市場で流通しうる」基準については、多様な基準設定の検討の結果、「居住面積基準」「耐震基準」「住宅設備基準(浴室の有無)」を用いた。

推計によると、平成15年時点における市場で流通しうる住宅ストック数は、約2,234万戸であり、居住世帯がある専用住宅戸数(約4,526万戸)の約49%となった。

【市場で流通しうる住宅ストック量の絞り込みフロー】

グラフ


[会報目次]
[平成20年度事業計画][20年地価公示][推計調査報告][流通促進研究会 中間報告書][英国調査報告]
[連絡協議会 申し合わせ][特定住宅瑕疵担保責任][FRK標準書式改訂][2008ハンドブック]
[不動産取引実務研修][役員名簿]
[会員の皆様へのお願い][レインズ活用状況][FRKNOW][INFORMATION]