FRK会報
会報No.78(2006年MARCH)

社会資本整備審議会産業分科会不動産部会中間整理
「投資家が安心して参加できる不動産市場の在り方」の概要


社会資本整備審議会産業分科会不動産部会においては、平成17年10月24日に、「都市・地域経営の基盤となる不動産の価値創造と不動産への継続的かつ安定的な資金の循環を実現する不動産市場はいかにあるべきか」について、国土交通大臣より諮問を受けて審議を開始しました。同部会においては、「投資家が安心して参加できる不動産市場の在り方」および「魅力的な都市・地域を形成する良質な資産を生み出す不動産市場の在り方」を検討しています。

昨年12月26日に「投資家が安心して参加できる不動産市場の在り方」について、中間整理として考え方をまとめましたので、以下に概要を掲載します。

○ 基本的視点

投資の裾野の拡大による不動産投資市場の安定成長に向け、幅広い投資家層が安心して市場に参加できる環境整備を行い、資本市場と不動産市場との間の安定的資金循環を確立。

このため、1)できるだけ市場の自律性に委ねることを基本としつつ、2)行政の関与を必要最小限とし、業界の自主規制も活用し、3)二重規制等を排除する。(ルールの横断化)

○ 検討事項

  1. 情報の開示について
    1) 情報提供の方法
    2) 情報提供や説明責任を負う主体について
    3)  開示項目
  2. 不動産投資のプロ・アマ区分について
  3. 不動産投資顧問業等バイプレーヤーの育成について
  4. 不動産管理について

今後、不動産部会は、今回の中間整理で残された諸課題に取り組むとともに、良質な資産を生み出す不動産市場の在り方に関する議論に着手し、鋭意検討を進め、今年夏頃を目途にその成果を報告に取りまとめる予定。

■詳細は、国土交通省のホームページでご確認ください。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/01/011226_.html
<問い合わせ先>
総合政策局
不動産業課 不動産投資市場整備室
TEL:03-5253-8111(代表)


[会報目次][事業活動の基本方針][住生活基本法案][アスベスト問題]
[建築物の耐震改修の促進に関する法律][投資家が安心して参加できる不動産市場の在り方]
[レインズシステム検討委員会][実力アップ講座実施報告][会員の皆様へのお願い]
[会員の章頒布][FRKNOW][INFORMATION]